あっち側

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俺は、崎 将斗。高校1年生。マンションに、2コ上の姉ちゃん“真依”と一緒に暮らしている。 両親はいなくて、血のつながりのない親代わりか゛俺逹の面倒を見てくれている。 学費や生活費など、色々と金銭面も面倒を見てくれている優しい父さんと、母さん。 「将斗…時計見てみな。」 時計…? 時計の差している時間は7時50分。 あ、学校行かないと。 俺はフレンチトーストやスクランブルエッグを、急いで口へと運ぶ。 「………ッ!ん゛――っ!!」 「馬鹿…ノト゛につまってるし…」 姉ちゃんは黙って俺に水を差し出してきた。 急いで水を一気飲みして、家を飛び出した。 「っと…」 危ない危ない。 走って学校行くところだった。 自転車で行かないと間に合わない。 …っし。今日も頑張ろ! 俺は学校へ向けて自転車を走らせた。 .
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