一章 出会い

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私は、何時もの様に家に帰る途中いつもと違う雰囲気になっていることに気付いた。 私は、何時も通ってる道の筈なのになぜか違う場所にいるみたい。目の前の現状がつかめないから走り出したい気持ちはでるけど今更どうこう出来る訳がない。 どうしよう・・・歩いてみるけど、ここ何処なんだろ? 一人ぼっちは慣れてるけどまったく違う場所だと困る。 私は、初めて訪れる場所に戸惑っていると、どこからか声が聞こえてきた。 「お前は、どうしてこんな所にいる?ここは、人間が来れる場所ではない。名を名乗れお前を元の場所に戻してやろう。」 私は戸惑いながら応えた。 「あっはい。あの私の名前は、片桐 神無です。あの私も名前を聞いても良いですか?」 「まぁいいだろう。私の名はルシファーだ。」 「ルシファーさん?」 「さんは要らん。そのまま呼べ。まぁすぐ忘れる名だ覚えていても意味がないぞ。」 「いいえ、良いんです。私は、目が見えないから貴方の事が見えないぶん名前と声を覚えて置きたいんです。」
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