二章 恋心

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「いらっしゃいませー!二名様ですか?」 「ああ。」 「こちらにどうぞー!二名様入られますー!」 「……」 何故ラーメン屋なんだ。 普通はカフェとか……。 その前にだ。 何で、 帰りに飯食べてんの私。 しかもコイツかよ。 ありえねー。 「なんだよ。ラーメン嫌いか?」 「別に?」 「目が笑ってねぇし。」 いきなりこんなとこ連れて来られたら 誰でもへらへら笑うと 思ってんのか。 すると、私の携帯が鳴った。 「……誰?」 「ごめん、兄。」 私は通話ボタンを押した。 直ぐに後悔するが。
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