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私と清水くんは花梨の家の近くの、公園にいた。
清水くんは黙って立ち上がり
自販機にジュースを買いに行き
「はい。」
「いいのに……ありがとう。
……。花梨さ、私のとても
大切な人なの。私、花梨が
居なかったらずっと友達を知らないまま
人生過ごして兄に迷惑掛けてたかも。
そんな……淵から手を伸ばして
笑って……話し掛けてくれたのは
花梨。だから……」
一気にまくし立てた。
止まらなかった。
花梨への感謝が。
心配が、不安がずっと怖かった。
誰かに聞いて欲しかった。
「わかった。……わかったから
泣くなって。俺だって花梨は
すげえ大切。だから同じ。」
「……ごめん。」
「ん。」
ちょっと悔しかった。
清水くんが花梨を優先するのが。
そして恥ずかしかった。
花梨の彼氏にこんな気持ちを
抱いている自分が。
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