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椅子から立ち上がり、やる気に満ち溢れた夢の自分と、満面の喜びを表わすグレイを背に、ナイトメアはその場を離れようとした。
しかし次の瞬間、ナイトメアは後ろから自分が咳込む声を聞いた。
再び夢へと目をやると、自分は見事に吐血していた。
「ナイトメア様!?」
「うう…少し意気込み過ぎたようだ…
グレイ…薬を…」
「ッ!?」(ッ!?)
血を拭いつつ発せられた言葉。
その言葉にナイトメアもグレイも驚いた。
「く…薬を飲まれるのですか?
自主的に?」
驚き戸惑うグレイの言葉に、自分は咳込みながらあらぬ事を口走った。
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