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「病人が薬を飲むのは当たり前だろう。
私が薬を飲むと言ったら飲むんだ。」
「~ッ!!」(なッ!!)
自分の言葉にナイトメアはわななき、グレイは感涙に震えていた。
そんなグレイを自分が叱咤する。
「どうした、グレイ?
早く薬を持って来い。」
「は、はい!
ただ今!」
叱咤されたグレイは、慌てて薬を取りに走り出そうとした。
その瞬間、ナイトメアが叫んだ。
『ッ、私に薬を飲まそうとするんじゃなーい!!』
そんなナイトメアの言葉と共に、グレイの夢は掻き消え、グレイ自身は不明瞭な世界へとほうり出された。
「…ッ…ここは…」
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