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状況の把握を終えたグレイは、静かにナイトメアへと距離を詰めると、その腕をガシリと掴んだ。
驚いたのはナイトメアだ。
「な…なんだいきなり!」
「今が、貴方を引きずり出せる最高のチャンスかと思いまして…」
「ッ!!」
ナイトメアはグレイを見て固まった。
グレイは黒い笑顔を浮かべていたのだ。
「は、放せグレイッ…グフ…ゲホゴホッ…」
慌てて振り解いたナイトメアは、その拍子に吐血した。
そんな上司にグレイは、呆れたような溜息を吐く。
「ナイトメア様、大丈夫ですか?」
「これが大丈夫な様に見えるのかッ!?」
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