○ある日の夢魔様●

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正座して半泣きになるナイトメアに、グレイは明るい笑顔に変わった。 「そうですか、それはよかった! では、俺は先に起きてお待ちしておりますので、ナイトメア様も“すぐ”出て来て下さいね?」 満面の笑顔で言い切ると、グレイは目覚めたようで、その場から姿が消えた。 残ったナイトメアは暫くガクガクと震えていたが、意を決した様に立ち上がり、夢を抜けてクローバーの塔の自室へと出るのだった。 その後、引っ越しが終わってアリスが来るまでの間… グレイによるナイトメアの地獄が続いたとか続かなかったとか… ~fin~
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