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しかし家には誰かが居るはずもなく、静まり返っていた。
「ああ、お腹空いた~……あれ?」
中に入り、扉を閉めたピアスの頭に、どこからか封筒が落ちてきた。
頭に疑問符を浮かべながら、封筒を手に取るピアス。
「…手紙?
俺宛て…誰からだろ?」
自分の名前が書かれた封筒を、ピアスはじっと眺めてみたり、透かしてみたりする。
しかし、誰からの手紙かは書かれていない。
うーんと唸りながら首を傾げるピアス。
だがその時、ピアスのお腹が鳴った。
「そうだ!
お腹空いてたんだった!」
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