○ある日のネズミさん●

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しかし家には誰かが居るはずもなく、静まり返っていた。 「ああ、お腹空いた~……あれ?」 中に入り、扉を閉めたピアスの頭に、どこからか封筒が落ちてきた。 頭に疑問符を浮かべながら、封筒を手に取るピアス。 「…手紙? 俺宛て…誰からだろ?」 自分の名前が書かれた封筒を、ピアスはじっと眺めてみたり、透かしてみたりする。 しかし、誰からの手紙かは書かれていない。 うーんと唸りながら首を傾げるピアス。 だがその時、ピアスのお腹が鳴った。 「そうだ! お腹空いてたんだった!」
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