○ある日の時計屋さん●

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ー夕方の時計塔ー 「ユ~リ~ウス!」 「……」 黙々と作業するユリウスに、エースが笑顔で話し掛けていた。 しかし、ユリウスは無視していた。 「ユリウス~!」 「……」 「ユリウスってば!」 「……」 それでもちょっかいをかけるエースに、ユリウスは段々と苛立ってきていた。 「なあユリウス~…聞いてる?」 「…五月蝿い!! おまえ…そんなに作業の邪魔をしたいのか!!」 「なんだ、聞こえてるんじゃないか!」 とうとうユリウスが怒鳴るが、エースは堪えた様子も無く笑顔を向ける。
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