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ー夕方の時計塔ー
「ユ~リ~ウス!」
「……」
黙々と作業するユリウスに、エースが笑顔で話し掛けていた。
しかし、ユリウスは無視していた。
「ユリウス~!」
「……」
「ユリウスってば!」
「……」
それでもちょっかいをかけるエースに、ユリウスは段々と苛立ってきていた。
「なあユリウス~…聞いてる?」
「…五月蝿い!!
おまえ…そんなに作業の邪魔をしたいのか!!」
「なんだ、聞こえてるんじゃないか!」
とうとうユリウスが怒鳴るが、エースは堪えた様子も無く笑顔を向ける。
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