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そんなエースの様子に、ユリウスは諦めにも似た溜息を吐いた。
「それで…何の用だ!
手短に済ませろ!」
苛立ちながらも、さっさと追い出そうと用件を聞くユリウスに、エースは一枚の封筒を見せた。
「……なんだその封筒は?」
訝しげに眉を寄せるユリウスに、エースは笑顔のままで答える。
「扉の所に落ちてたぜ。
封筒にユリウス=モンレー様へって書いてたんだよ。」
「誰からだ?」
「さぁ?
外には他に何も書いてないぜ。
なあ、中見ていいよな?」
「…好きにしろ。」
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