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-時の世界-
新太郎とハナは
気がつくと時の世界に
立っていた。
新太郎とハナは
辺りを見回す。
『姉さん、ここは?』
「あたしにも
分からないわよ…」
すると、空から
デンライナーが走って来た。
『あれは…電車?』
デンライナーは二人の前に
止まった。
デンライナーの出入り口から
ナオミが出て来た。
「乗車券を拝見します」
新太郎たちは戸惑う。
『乗車券…?』
「これじゃない?」
新太郎とハナは
なぜか持っていた
チケットをナオミに
見せた。
「はい、デンライナーに
お乗り下さい」
『「はい…」』
新太郎たちは
デンライナーに乗って、
食堂に案内された。
「お好きな席に
座って下さい」
『はい…』
食堂には無愛想な男が
隅っこに座った。
ハナはナオミに聞く。
「あの~…隅っこに
座っている人は
誰ですか?」
「あの方はデンライナーの
オーナーですよ」
「そうです…」
新太郎たちは
同じ席に座った。
ナオミはマイクを使って
車内アナウスをする。
「デンライナーは間もなく、
発車いたします」
デンライナーは走り始めた。
新太郎たちは緊張する。
オーナーが立ち上がる。
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