-前半-

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「君たち…」 新太郎たちは 立ち上がり、 オーナーの前に来た。 『はい…』 「時を駆ける列車、  デンライナーへようこそ」 「あの~…聞きたい事が  あるですけど…」 「何ですか?」 「あたしたちは…  気がついたら  さっきの場所に立って  チケットを持って  居たんですけど」 「それは…あなた達は  人の記憶から  消された存在で  迷い込んだですよ」 『人の記憶に  消された存在…』 「どうしてですか?」 「私にも分かりません」 オーナーは新太郎の チケットを見て驚く。 「おや…?  君のチケットは  特別な物ですねぇ~」 新太郎も驚く。 『えっ…?』 「君が持っている  チケットは  伝説の時の番人の列車、  “クロードライナー”を  操れるチケットです」 『“クロードライナー”…』 オーナーは上着のポケットから パスを取り出して 新太郎に渡す。 「これにチケットを  入れると列車が  現れます、  一応持ってて下さい」 『はい』 デンライナーは止まった。 「おや…もう一人、  乗車する様ですねぇ」 ナオミは迎えに行く。 すぐに乗車する人が ナオミに案内されて 食堂に来た。
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