お箸猛特訓と腹痛

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待合室にいる間もアンは苦しそうにしていた。 やがて僕とアンの名前が呼ばれ、医者のところへいった。 医者はアンをみるなり「これはなんですかな、寿命かもしれませんな。脳をやられはじめたのかもしれません」 といった。 そして乱暴にアンの口をこじあけた。 アンは鼻息をピーと鳴らして僕に訴えた。 不安だから泣いてるんじゃない。 痛いんだ! 僕は医者の手からアンをかっさらうともういいです、と部屋をでた。
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