季節の告げ

3/3
前へ
/5ページ
次へ
あの頃の思い出を懐かしく思う。季節すらも懐かしい。 冬は一緒だった。寒いからって、常にくっついて離れようとしないほどに。 息の白さを見て、過去を思いながら現実逃避する。 そんなことをしないと、心も体ももたない。一気にバランスが崩れるかもしれないという不安もある。 哀しみはきっと喜びに変わる。 別れてから数ヶ月経った今も思い出が懐かしい。 あの頃は、あの景色、季節は…など、無限に広がる妄想の世界。というか、過去の世界。 悲しいなぁ。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加