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凄まじい勢いで蹴り飛ばされるルキ。数秒の自由飛行の後、ズシャァァァ!!!という轟音を上げて顔面から地面に不時着し、ついでに自ら粉砕して作り出した瓦礫に見事直撃した。ざわめく『夜の翼』戦闘員.s。
「お、おいおい・・・・流石にやりすぎ・・・・」「俺らが心配すんのも違う気もすっけど・・・・」「でも仮にも女の子が顔面から着弾して瓦礫の下敷きになるって・・・・」「流石にあれはヤバいだろう・・・・」「いやでも・・・・・」
ガララァ。
「な、何すんのよ!?というかあんたどうやって!?」
『復活速度速っ!?』
先程以上にざわめく『夜の翼』戦闘員.s。しかしケイはビシッと親指を下に突き出した。
「街中で周りの被害省みないバカに反論の権利はねぇ」
「ぐ・・・・!それにしたってどうやって逃げたのよ!」
「そりゃあ、足下にあったマンホールに逃げ込んで」
最早当然とも言わんがばかりの態度で言い放つ。ルキは唖然とし、『夜の翼』戦闘員.sは呆れた―――者は1人残らずケイの制裁を喰らった。
「く・・・・ならもう一回やるわよ!」
そう言って再び炎の矢を顕現させるルキ。流石にもう一回あの火球を作った場合の周りの被害を今度は省みたらしい。
「死ぃねぇぇ!!!」
炎の矢が嘆息するケイへと殺到する。
「めんどくさいなぁもう!」
殺到した炎の矢を見据えたケイは腰に手をやると次の瞬間、パァンという音が連続で響き渡った。
炎の矢が爆散した。
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