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２人は新生物としての力を本能のみで使用しなかった。理性の上で使用したのだ。
それは今までの新生物には不可能なこと。自らの“生”に執着した結果、全てを食い荒らす力を発現させていた。
イヴとアダムはそれを理性の上で制御していた。
世界は歓喜した。救世主を真なる神として崇めた。
やがて新生物達を駆逐することはできなかったが、人々はイヴとアダムの力―――“魔法”を科学によりその一部を使用することに成功した。
“練金科学”の誕生である。
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