悪の組織の構成員の1日

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「ギャー!?」「ひぃー?!」「うわーダメだー」  ドカーン、という冗談のような爆音が響き、冗談のように統一された服装の人々が宙を舞った。 「ふん・・・・あたしの前に立ちはだかるからよ」  少し膨らんだ胸を逸らして凝った衣装の少女は言い放つ。膝より少し上の位置までしかないスカートや肘ほどまでしか服の袖。そこからシミ1つ無い白い綺麗な肌が露出していた。  ショートカットの淡い薄紅色の髪をした有り体に言って美少女だった。 「く・・・・流石神に祝福された“聖なる娘”・・・・やはり強い・・・・」 「正義のヒロイン舐めないことね!あんたら如き雑魚が山になってもあたしに勝てるわけないわよ!」  ビシィ!と指差しながら超上から目線で言い放つ少女。くっ、と呻く倒れた大多数。そして一言。 『何も・・・・言い返せない・・・・!』  力強く拳を握り締めながら言う。そしてその目の前にコン、コロロと何かが転がって来る。ん?と全員が注目した瞬間、“それ”は盛大に爆光と爆音を伴い爆発した。 「ぐあぁぁぁ!!?」「目が、目がぁぁぁ!?」「せ、世界から・・・・音が絶えてやがる・・・・」「おかーちゃーん!」「僕、疲れたよ・・・・パト○ッシュ・・・・」 「阿呆。光と音だけだ」  上空からそんな声が降ってきた。はっ、と全員が見上げればやられている方は歓喜と一種の諦めを浮かべ、少女は額に青筋を浮かべた。 『ケイ様ぁぁぁぁぁ!!!』 「ようやく来たかこの腐れ外道ぉぉぉ!!!」  その反応を見てしゃがみこんでいた足下近くまである黒コートを身に纏った青年―――ケイは肩をすくめて冷たく言った。 「とりあえず黙れザコ共」image=392415573.jpg
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