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殺意だった。ただただ殺意
「お前誰だべさ!」
「どうでもいいだろンナコタァ!」
俺は一人撃破した勢いをそのままに振り向きざまパンチ。
「ギャオ!」
二人撃破…ってか悲鳴としてそれはどうよ。こいつらマジでどこの方言使ってるんだ。
「兄ちゃん、てめぇよくも俺の仲間を…ぶっ殺してや…間違えた、ぶっ殺しちゃるけんのぉ!」
共通語でいけよ!何で言い直した!?もっとグローバルな視野を持て!
殴りかかってきた不良をサイドステップでかわし、首に手刀をたたき込む。
「アワビュ!」
三人撃破。最後が北斗の拳ネタとはありがちな…。
まぁいい。シンディ、仇は討ったぜ…。妙な満足感に包まれた俺はそのままその場を去ろうとする。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
呼び止められた。しかし俺はここで立ち止まる程お人好しじゃない。さっさとCDショップ行きたいし。
「待てって言ってんだろうが!」
その瞬間、体がふわりと浮いた。そして
「ガハッ!」
そのまま地面へダイビング。
「何だよ…勘弁してくれよ…。」
リアルな投げ技なんて初めてくらったよ…。
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