ミスチルは90年代が一番好き

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めんどうなことこの上ない…。 「お兄ちゃん、それなら早く行こうよ。遅れちゃうよ?」 そう言って玄関へと向かう美香。…あれ? 「何でお前まで早く行くんだよ。お前は俺とは学校違うんだから、いつも通りに行けよ。」 別に一緒に行きたいわけでも、行きたくないわけでもないから、登校の時は美香の好きにすればいいとは思うが、しかし無理してまでついてくる必要があるのか? 「いいの!美香は一緒に行きたいの!」 何故か怒られてるし。 「はぁ…じゃあいいよ。行くぞ、美香。」 「うん!」 俺たちはまた二人で家の玄関をでる。 因みにその時の曲はMr.Childrenの『ありふれたLove story~男女問題はいつも面倒だ~』だった。…いや、自分でもこの報告はいらないと思うが、まぁ取り敢えず。 さて、また会話もなく美香と登校する。無言だからだろうか、すぐに分かれ道についた。手を振って美香と分かれる。 それから一、二分もすればもう御解高校だ。正門前は御解高校の生徒で溢れ返っている。 さて、一年三組教室。皆さん随分行動がお早いようで、早くも友達を作られたご様子。まぁしかしそんなことは知ったことじゃない俺は自分の席について音楽を聞こうとする。
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