ミスチルは90年代が一番好き

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「やぁ、お久しぶりだね、真音流君。」 突然隣から声が…ってどっかで聞いたような…。 「お前…。」 俺の顔面は自分でも分かるほどに引きつっていたと思う。何せそこにいたのは…。 「昨日は世話になったなぁ…。」 はい、不良に取り囲まれていた女性でした。 緑色の長い髪に、挑戦的にして好戦的な目付き。身長は俺より少し低い位だから…165くらいか? 「えっと…お久しぶり…だな、西荻。」 ヤバイ。気まずい。いや怖い。 「フフ、あんたには感謝しておくよ。あんたをズタズタにするっていう目標がなければ、あたしは学校になんか来なかったろうし。」 そんな無理して学校なんて来なくてもいいのに…。てか、ズタズタにするって。泣けてくる。 「放課後、屋上に来て。あなたに用があるからね。」 「やだ。」 それって意訳すると、『ちょいと体育館裏まで来いや。ズタズタにしてやるから。』みたいなことだろ?嫌に決まってんじゃん! 「あ?」 ダメだ、拒否権がない!いや、でも俺は負けない!最後まで戦ってやるよ! 「いや、俺今日の放課後塾が…」 「あ?」 戦えるわけなかった。何だよあの目、反則だろ!何その声怖すぎだろ!
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