ミスチルは90年代が一番好き

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「行かせて頂きます!」 「フン、それでいい。」 そう言うと西荻は教室を出ていく…。てかあいつ、猫かぶるのうまいな。俺のこと君付けで呼んでたよ。そういやライオンてネコ科だったっけ。…どうでもいいか。 なんてことを考えていると、鹿島の奴が話し掛けてきた。 「おい真音!あんな綺麗な娘と何親しげに話してやがるんだよ!大体あんな娘このクラスにいたか?」 また喧しいな…。 「あいつは西荻さんだよ。昨日休んでたろ?」 「ああ、そっか…っててめぇ席隣じゃねぇか!替われよ!」 もうめんどい。 さて、そろそろ生徒会朝礼だ。俺も廊下に並ばなきゃな。鹿島はシカトだな。 突然だが異常事態だ。これからダルい生徒会朝礼だと言うのに…音楽が聞けない!し、死ぬ! 今回は別に先生に注意された訳ではない。ただ、俺が音楽を聞こうとすると、睨まれるんです…何故か上級生から!何かしたか俺? まぁいい…次の生徒会長のスピーチでこの朝礼も最後だ。もう少しくらい耐えてやるさ!集中することは僕には難しいことじゃない、ってね。 そういえば西荻の姿が見えないな…どうでもいいかな。
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