ミスチルは90年代が一番好き

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「先輩…なぜですか?」 本気で疑問だった。受験の時の数学の最後の問題くらい意味不明だった。 「…君は自らの行動に自覚がないのか?」 「ありますよ、それくらい。俺は品行方正が代名詞の男ですからね。」 「…………。」 あれ?何で無言だ?実際そうだろ。法律はおろか、校則すら破ったことないぜ?まぁまだ入学して二日だけど。 「そもそも入学式で私達が歌うとき以外の間ずっと音楽を聞いていた君の様な男に、学校が何の処置もしないと思うのか?先生方も前例がないと嘆いていたぞ。」 いや、ちょっと待って欲しい。それを許可したのは学校側だろ。俺に罪はないね。てか、前例がないってのは意外だな。この学校にはむしろ俺みたいなやつはたくさん来てそうだが。 その旨を生徒会長に伝えると、 「確かにこの学校は各生徒が責任を取れるのならどんな行動をしても何も言わないとしているが…常識的に考えて初日からそれを実行する奴がいるとは…。君の様な行動をとるのは入学式から1、2週間たった頃のごく一部の生徒だけだったんだ…。」 と呆れられた。怒られるのよりダメージでかいぞ…。 「で、問題児確定の俺を生徒会において監視する、と。」
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