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はぁ…明日からの事を考えると本気で逃げたくなるな。マジでバックれようかとも一瞬考えたが、しかし校則によれば校長の命令は絶対。俺はルールを破ってまで我を通すつもりはない。ルールを守るより、ルールを破る方が面倒だからな。てかもうこの時間じゃ帰りのホームルーム終わってりからなぁ…勝手に帰るか。
御解高校正門前。俺はCDを借りにTSUTAYAへ行こうと心に誓っていると。
「待てや真音流~!」
…はい、忘れてました。今日は帰りに屋上へ行く約束でした。
「サラバだ西荻!」
俺は本気でダッシュ!まだ死ぬわけにはいかない!
「チェスト~!」
「あだっ!」
一瞬で追い付かれて腹部に一撃…。瞬歩か?お前は瞬歩が使えるのか?
「てめえ何逃げてやがんだよ?」
ヤバイ。これは五秒で完璧に言い訳しないと、天国のひい祖父さんから入学祝いを貰いにいくはめに…。
「違う、逃げたんじゃない!忘れてたんだ!」
「ふざけんな!」
「ビボバ!」
俺のバカ!正直に言ってどうすんだよ!言い訳しろよ!
でも言い訳が出来ないそんな俺が大好き!…はい、気持ち悪い。
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