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あ、そうだ。明日から生徒会に入ることになったって親に言わなきゃな。今の内に美香にも伝えとくか。
「そういえば俺生徒会に入ることになったから。明日からは今日と同じくらいの時間に家でるぞ。」
「え!?面倒くさがりなお兄ちゃんが何で急に!?」
美香は心底意外そうに俺を見てくる。失敬な。面倒くさがりだと?勤労意欲が代名詞の俺とは対極に位置する言葉だな。…嘘吐いてごめんなさい。
「よくわからんが俺を監視するためなんだとさ。」
俺がそう言うと、美香は少し呆れたように、
「監視?お兄ちゃん一体何したの?」
と聞いてきた。
「それが身に覚えがないんだよなぁ。俺は校則もしっかり守ってるし。」
身に覚えがないというのは真っ赤な嘘だが、実際校則はしっかり守ってる。…この態度が問題なんだろうけど。
「ふ~ん。」
そう頷いてから美香は視線を前に向けた。
というか今気付いたが、美香とこんなに話すのは久しぶりかもしれない。別に美香のことは嫌いじゃないが、しかし少なくとも俺から話し掛けることはあまりないし、美香から話し掛けられても、俺は簡単な返事しかしないから会話があまり続かないのだ。
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