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「おっと、そういや俺TSUTAYA寄るんだよね。だから美香は先に帰っててくれ。」
危ない、忘れるところだったよ。ああ、早くミスチルを聞きたい…。
「え?だったら美香も行きたい!」
バカな!予想外すぎる…。一人でじっくり見ていきたいんだが…。よし、置いていこう。
「サラバだ美香!」
俺は全力でダッシュ!
「あ!待ってよお兄ちゃ~ん!」
すまない我が妹よ!ぶっちゃけお前についてこられると邪魔でしかない!
ふぅ、満足満足。俺はTSUTAYAから帰り、家のドアを開ける。
「ただい…ま?」
「おかえりなさい、流~。」
あれ?何でお義母さまは鬼の形相で仁王立ちしていらっしゃるんだ?
「何かあったの、義母さん?」
俺がそう聞くと義母さんは愉しそうに
「あんた、美香を泣かせたみたいじゃない。」
と言った。てか、心当たりがなさすぎる。身に覚えがない。いやマジで。
「えっと…何のこと?」
「あんた、美香を置いて一人で遊びに行ったんだって?」
待て。何でTSUTAYAへ行くのに美香も連れてかなきゃいけない?
「えっと…別によくないか?俺もう高校生だし…。」
「喧しい!美香を泣かせた。それだけであんたの死罪は確定だよ!」
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