ミスチルは90年代が一番好き

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むちゃくちゃだ…。 「死にたくなければさっさと美香に謝ってきな!」 「喜んで!」 俺はダッシュで美香の部屋へ行く。 「美香~、いるか?」 美香の部屋前。俺はノックもなしに女性の部屋へ入るほど野蛮じゃないのさ。俺こそ紳士の鏡だね。…実際は勝手に入ると美香が怒るし連鎖して義母さんも怒るから、それを避けたいだけなのだけれど。てか美香が女性とか、ない。まだまだガキんちょだな。俺と歳一つしか変わらないけど。 「お兄ちゃん…どうぞ。」 許可がおりたので部屋へ入る。美香は…部屋のベッドにある掛け布団から顔だけをだして俺の方をじっと見てきた。 「何やってんだよ…。」 お前はダンゴムシかよ。 「だって…。」 俯く美香。…てかちょっとシリアスムードだな。巻き込まれると面倒だし、さっさと謝って終わらせるか。せっかく借りたミスチルも聞きたいし。 「美香、さっきは悪かったな。もう美香を置いてかないようにするからさ。」 じゃぁな、と俺は部屋から出て行こうとする。 「待って!…お兄ちゃん。」 はぁ…まぁ呼び止められるとは思ったけどね。 「何だよ美香?」 「お兄ちゃんは…私のこと、嫌い?」
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