ミスチルは90年代が一番好き

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そんなこと俺が知るわけがない。俺が美香のことが好きかどうかなんて、俺にしてみれば心の底からどうでもいい。 「いや?そんなことないぞ?」 俺がそう言うと、美香は顔を輝かせて、 「じゃあ、私のこと…好き?」 と聞いてきたから、また俺が 「いや?そんなことないぞ?」 と答えると、美香はまた顔を曇らせた。忙しい奴だな。 「そっか…分かったよ。ありがとう、お兄ちゃん。」 「ああ。」 俺は短く答えて部屋を出ていく。早く自室でパソコンを起動してミスチルをウォークマンへ~っと。 「お兄ちゃんの…バカ。」 ほぅ…。やっぱミスチルはいいわぁ。てかそろそろウォークマンの容量がやばいんだが…どうでもいいか。 「流~!晩ご飯出来たわよ~!」 おっと、もうご飯か。 俺は居間へ急ぐ。そしてテーブルのいつもの俺の席へ座るとびっくり仰天。俺の炒飯が犬の餌入れの中に…ってこれどう考えても児童虐待だろ!人としての尊厳が与えられてないじゃん! 「義母さん…何故?」 そう聞くと般若(怖いほう)が降魔したとしか思えない顔をした義母さんが俺を睨む。
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