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てか今日から普通の授業だよ。ダルい…。いきなりだけど全部寝ようかな…ってダメだ書類片付けないと。はぁ…と溜め息をついていると。
「えっと…ま、真音君。」
正面から俺を呼ぶ声。
「あ?」
見ると、女生徒が俺の目の前に立っていた。セミロングな紫の髪に、優しそうな目をした少女。…誰?
「何か用か?」
俺って入学式の時から音楽聞いてたから不良みたいな扱いされてんだよね。全く以て遺憾だが、まぁそこは仕方がないから良しとしよう。大切なのはそれを受けて自分がどんな対応をとるかなのさ!というわけで笑顔で対応。
「ひっ!」
…めちゃくちゃ恐がられてるんですけど。何か俺がいじめてるみたいな。てか無実だと確信してるはずの俺自身が罪悪感を感じてきてるし!
「えっと…真音君、昨日のホームルーム、いなかった…よね?その…実は昨日のホームルームで先生が勝手に委員会決めちゃって…私が学級委員になったんですけど…」
話が長いな…結果だけ言えよ。
「話が長いな…結果だけ言えよ。」
「ひっ、すいません…。」
やべ…思ってたことそのまま口にしちゃったよ…。このままじゃマジでクラスの連中に不良に仕立てあげられちまう…。
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