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『ま、マジかよ』
『だから体目的で付き合ってるやつは大嫌いなんだ。もちろん体を売ってるやつも同様だよ』
『そうだな。今の話聞いてちょっとは考えないといけないな』
『まぁ俺は親父なんかいなくても生きて行けるしな!気にするな』
『まぁ宏紀はそんなんで落ち込むやつじゃないから』
『拓磨!てめぇ殴るぞ!』
『冗談だよ!怒るなって』
そんなバカな話をしていると一人の男が近づいてきた
『あ!柿崎さん!』
『よぉ。吉田に細川じゃねぇか。後もう一人は誰だ?』
体は細身でかなりイケメンだ。顔だけ見たら悪そうなイメージなんて全くない
『俺は1年の滝沢宏紀です!』
『俺達と同じクラスのやつですよ』
『そうか。俺は2年の柿崎竜次(カキザキリュウジ)だ』
『有名なので知ってますよ?』
『この学校で柿崎さん知らないやついないですよ』
『そんなことねぇよ。滝沢だっけ?お前中学はどこ出身なんだ?』
『え、三吉中学ですけど?』
『お前三吉なのか?俺の彼女と同じだな』
『え!?柿崎さんまた彼女変わったんですか?』
『あぁ。そいつも今年入学してきたんだ。よりどころがなかったらしいから俺のモノにしてやったんだよ。そしたらその女の体がすげぇいいんだよ!相性バッチリだったぜ』
『そうなんですか。柿崎さんもやりますね!』
『お前らとはデキが違うんだよ。じゃあそろそろ俺行くから』
『お疲れ様でした』
そう言って柿崎さんは屋上から出て行った
『いい人だったろ?』
『あぁ。そうだな』
一見普通な人に見えた。しかし体目的で付き合ってるのがすぐにわかったためあまり好かないな。どっちにしてもあまり関わらないほうがいいな
『しゃ!そろそろ行きますか』
『そうだな!宏紀?午後の授業って何だった?』
『喜べ!拓磨の好きな高橋先生の英語だよ』
『マジかよ!テンション上がるな!』
拓磨がテンションが上がったのを体で表現している間に俺と雄司は屋上を後にした
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