第一章 貴族の紋章

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「まぁた言ってる」 「リディ……貴方の発言は貴族として恥ずべき……」 「剣術は貴族の証なんでしょっ!」  リディクは彼女が言い出すや否や先に結論を述べた。 「……わかってるじゃない」 「なら……」  またアレサが彼に言う前にリディクは述べた。 「わかってるけど!」 「僕には理解できない!」 「どうして僕達がこんなことしないといけないの!?」 「わざわざ人を殺すようなことしなくても話し合いとかで解決すればいいじゃないですか!」  戦争など起こるはずも無い平和なご時勢ならごもっともな発言だろう。
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