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「……ぱい。結衣先輩!!」 「へっ!?」 「どうしたんですか?ボーッとして。家、着きましたよ?」 「う、うん…。」 顔を上げると、家の玄関。 ずっと下を向いてたから…気がつかなかった。 横を見ると、大好きな彼の顔。 「じゃあ、俺帰りますね。今日はゆっくり休んで下さい。」 軽く手を上げ、来た道を戻っていく。 離れて行ってしまう彼の背中が、とても寂しく感じた。
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