―3―

5/12
前へ
/162ページ
次へ
好きになったらって… 「真琴、光くんのこと…」 「やっだぁ!!まだよ!!まだっ。これでも私、恋には慎重なんだからねっ」 その返答にホッと息を吐き出したのも一瞬。 「でも、ありえるかもねェ。カッコイイじゃない?光くん。」 ズクンッと胸が痛くなる。 「そのときは結衣、協力してね!!」 …そんなこと、出来るか分からない。 だって、私の胸がまだ彼のことを好きだと、騒いでいる。 真琴は、もう浮かれていて私の変化には気づかない。 そんな真琴の鈍感さに少し救われる。 好きな人と友達。 私は、どうすればいいの…?
/162ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1450人が本棚に入れています
本棚に追加