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「先輩っ!!」 「えっ?きゃっ!!」 ガクンと落ちる足。 でも…… 「セーフ。」 腰に回された光くんの腕のおかげで落ちることはなかった。 「階…段?」 ギュッと引き寄せられた腰。 「もう、結衣先輩。どっか抜けてるのは変わらないですね。」 至近距離でそう言われ、一気に顔が熱くなる。 「……っ!」 絶句。 もう、そんな笑顔を見せつけられたらこっちは何も言えなくなる。 こういうの『惚れた弱み』っていうのかな?
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