―1―

5/10
前へ
/162ページ
次へ
ぎゅうぎゅうとムサ苦しい男の子達に周りを固められ…息苦しい。 あ、ヤバい……。 頭がクラクラしてきた。 「すみません、ちょっとどいてくださ…っ」 このままじゃ、冗談抜きで倒れるかもしれない。 出たくても、人ごみの密度は上がるばかりで… どうしよ… 本当で気が遠くなってきた。 視界の上から黒いカーテンが下りてくる。 あぁ。 私、気絶する。 そんなことを冷静に感じても、どうにも出来ず…。 そのまま意識を手放した。
/162ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1451人が本棚に入れています
本棚に追加