~序章~

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2時間ほど待っただろうか やっと店内に入った頃には足が笑っていた 流石に何もせずに2時間立ちっぱなしは厳しい 「いらっしゃいませぇ」 「ご予約ですかぁ?」 カウンターではメイド服を着た可愛らしい女の子が立っていた 「はい、予約をしにきましたが在庫はありますか?」 気にはなっていたのできいてみたら、はいッ、と元気に応えてくれた 仕事に追われて疲れている自分と若さは変わらないだろうに、なぜか感心してしまった 親近感が湧いてくるような笑顔もこの街の特権だなとつくづく思う 予約を済まして挨拶を交わし、一度仕事場に戻った
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