第2章 ~桜凛への転入生~

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日付は代わり現在の時刻は平日の午前8時。 世間的には通勤、通学者が職場や学校などに向かっている時刻である。 「では、Blood rain №ⅩⅢ『感無の鷹』固有名称、『神無月 翔』。現時刻をもって任務を開始します」 翔は今、桜凛中学を一望できるマンションの屋上にいる。 「うむ。くれぐれも任務に支障がでるような行動はしてはならん。そのため、学校では一切の問題行動を起こすなよ」 そして、電話を使い昨夜の男と話していた。 「承知しました」 そう言って翔は電話を切り屋上から下を見下ろした。 「大体10、11メートルって所か…」 一言そう呟くと、軽やかなステップで屋上から飛び降りた。
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