序.ヤマタノオロチ

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むかしむかし、 山には頭を7つもつ竜がいた。 竜は残酷で凶暴だった。 7つの頭は火を吹き、 雨を呼び、雷を起こし、吐く息は竜巻になった。 巨大な体は木々を薙ぎ倒し、 竜が通った後には 草一本残らなかった。
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