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ざわざわとざわつき始めたあたりで、仮面の男が入ってくる。
「・・・・・・・お目覚めのようですね」
「誰だテメェッ!!!!」
リュガが鋭い罵声を浴びせる。
銃を抜こうとして、一切の装備がないことに気がついた。
「俺の銃・・・・!!?」
「貴方の銃ならこちらですよ、人間専門、暗殺者サン♪」
「テメッ・・・・・いつの間に!!!!!」
ジャキッ、と仮面の男がリュガに銃をさりげなく構える。
同じように武器を出そうとした面々だが、全てにおいて同じく、仮面の男が武器をちらつかせる。
「俺の鎌、返しやがれッ!!!!」
アルシエルが仮面の男につかみ掛かるが、仮面の男はそれよりも早く、アルシエルの背後に回り込む。
そして刀を首にぴたりと当てた。
「・・・・・死に急ぎたいのかナ??」
「・・・・・くっ・・・・・・」
ニコリ、と仮面の男が笑った。
「よーくきいて下さいネ?? 今から私が、ルールを説明しますから」
「ルール、だと?」
ファイナルが敵意を剥き出しにして、仮面の男を睨み付けた。
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