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・・・・・・首に違和感を感じて目が覚めた。
そこは、彼女が知る場所ではなかった。
古城。
かつて覇王がいたとされる古城だ。
「・・・・・ここは・・・・・??」
ゆっくり体を起こす。
すぐ側に赤い髪・・・・・リュガ、彼女の姉が、床に寝転んでいた。
よく見渡すとフォードやフェイズ、彼女の父であるハイゼットや母のファイナルが、同じように寝転んでいる。
「・・・・・・・・・??」
古城の大広間・・・・・なのだろうか。
さりげなく首に触れると、冷たい、金属の首輪のようなものに触れた。
「・・・・・うっ・・・・・・・」
「! 姉さん!」
「・・・・・マックス?? ここは・・・・・」
リュガが体を起こした。
それに続けて、同じように寝転がっていたものたちが体を起こす。
「一体何だってんだ・・・・・」
「・・・・・ここは・・・・・古城か??」
ファイナルがぼそりと呟いた。
「・・・・何だかあまり、いい予感はしないんだけどさぁ・・・・・」
「ああ、俺もだ・・・・」
アルマロスとアルシエルが首に触れながら呟いた。
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