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ところで今私と主人公である静貴ちゃんがいる所はというと、 駅前の通りを過ぎて住宅街に入って中程にある静貴ちゃんの家の前まで来た所なんです。 家に入ろうと玄関まで行くと、一人の女子高生が両手を腰に当てて仁王立ちしてますよ? あなたは関所の門番かっとツッコミを入れたくなりますね。 「静ちゃんが遅いからさすがに待ちくたびれたよ。」 う~ん、これは静貴ちゃんがデートの待ち合わせに遅れたみたいになってますね、ただ帰宅しただけなんですけどね。 「ま、なじみのスーパーのタイムサービスで苦労して手に入れたこのゴーヤに免じて許してあげるけどね。」 「ていうか静ちゃん、隣にいるの誰なの?ま、まさか静ちゃんあっちの世界へ行ったの?そしてサブタイトルに『そしてBLへ…』なんてことに…」 なんかものすごく勘違いしているみたいなので、頭を抱えてしまった少女に私の説明というか説得をすること50分… 「ほっとしたわ。もう少しで池袋の乙女ロードの本屋に並ぶところだったわ。」
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