モテモテ!

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翌朝。 茜が朝食をとっていたので、相伴にあやかる。 「瞬、由里ちゃん…大切にしなさいよ。」 何もかもお見通しだった。 「…分からねえ。」 「は?」 「何か…由里と居ると、逃げ出したくなるんだよ。」 「そう。 ま、由里ちゃんを傷付けたら許さないから。」 茜と由里は昔から仲が良い。 「…行ってきます。」 学校に向かう途中… 「シュンシュンー!」 「あ、涼。」 春風涼(ハルカゼリョウ)と会った。 「会いたかったよ~シュンシュン。」 頬をスリスリしてくる。 シュンシュンとは涼の俺の呼び名だ。 「こそばゆいって。」 「あ、ごめん。」 涼は小動物みたいに俺にいつもくっついている。 「瞬君!」 藤嵜菜月(フジサキナツキ)にも出会った。 「あれ、涼も居るじゃーん!」 「菜っ月~。」 菜月にスリスリ…。 「こそばゆいってばー!」 「あ、ごめん。」 こんな感じで三人で仲良く登校した。 .
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