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『いや? ……いいんじゃねえか? 本気の恋も悪かねえぜ? なんか心の奥底から、奮え立たせるような?(笑)』 「慎治(しんじ)?!」 慎治は、俺の肩をポンポンと叩き、 『俺は応援するぜ? ……その「コーフン」を奈々ちゃんにぶつけてやれ……( ̄ー ̄)』 その様は『友達』というよりもとい…… 「エロ親父……」 だな(笑) 『なっ、どこが「エロ」だ?! ジェントルマンで紳士なダンディーだろ?』 ジェントルマンも紳士も同じ意味だぞ?(笑) 「すまん……。 間違えた…… ……『エロバカ親父』だなっ?!」 俺は笑いを堪えるのに必死だった…… だけど、余りにも慎治の『ダンディー』さが似つかわなくて、 『「ぶっ……」』 吹き出した━━━━。 これでもかって言うぐれえ、爆笑しまくった。 周りの奴らも巻き込んで、爆笑しまくった。 男子校ともあり、 声変わりを迎えて間もない低い下品な笑い声変しか響かなかった。 でも、 それでも、俺は この空間が好きだった。奈々以外に見せる俺の唯一の『本当の姿』だった。
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