‐鎖‐

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悲『さァ早く…』 あなたの返事は決まっているでしょう だって “いいえ”と答えたその瞬間 あなたの仲間が消えるのですから 土『万事屋…』 前にこいつを見た時のあの嫌な予感 このことを示していたのか… その時 俯く銀時がゆっくりと顔をあげた 敵に向けられた瞳は あまりに綺麗で そして まっすぐに前を見据えていた 新『銀さん…』 神『銀ちゃん…』 僕達は 信じるだけ 銀さんを 信じるだけなんだ!! その返事は… 銀『俺は…てめェらの仲間になるつもりはねェ』 “いいえ” 仲間の死を意味した 悲月は一瞬目を見開いたが 表情を変えずに ただ目の前の銀色を見つめた 悲『…あなたの返事はNOということでいいんですね……では』 そう言うと持っていた刀を抜き新八達に向けた 悲月の周りの4人も同様に しかし 目の前にはまだ銀時がいる 悲『そこをどいて下さい。あなたの返事がNOということは彼らの死を意味するんですから。あなたの大切な…『ごちゃごちゃうるせェんだよ』 言葉を遮りると同時に 【ドスッ】 木刀が悲月を投げ飛ばした その一撃は 例えるなら風のようで 強く 儚く 鋭く 舞った †
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