‐鎖‐

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立ち上がった銀時の姿を見て悲月は小さく拍手した 悲『フフッ…銀時 私と戦う気ですか?さっきは油断しましたが、次はそう簡単にはいきませんよ…必ずあなたを……』 悲月は腰の刀を抜いた 銀『そういうことは、勝ってから言いやがれひじきやろー!!俺は…俺達はてめェらなんかにゃ負けねー。逃げるなら今のうちだぜ?』 木刀を悲月に向ける銀時 呼吸の乱れが治まった クスクスと笑う悲月 睨む銀時 互いの瞳を見つめた 闇のような漆黒 と 血のような紅色 暫く黙ったまま動かない2人 と その時 1本の木からハラリと木の葉が落ちた 風に揺られ 気まぐれに落ちる葉 その葉が地面につく まったくの同時だった 【ガキンッッ!!!】 激しくぶつかった木刀と刃 ギリギリと交わる …流石は白夜叉 刀を通して 殺気と力が伝わってくる さァ…始まりの合図です どうします? 勝者への褒美は あなた自身なんですよ…? †
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