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破『華月に目つけられるとはね…不運な男だ。ん?ってことは…俺は余りものと!?えェェェ…まさかのゴリラとメガネかよ』
近『おいてめェゴリラなめんんなよ!!!ゴリラにだってな、いいとこあんだよ!例えば…あの…あれだよ…あれあれうん…………』
新『…近藤さん。泣かないでください』
いじける近藤をなだめ
新八は破月へと目を向ける
こいつらは
なんで銀さんを…
一体何のために…
新『なんで…』
破『ん?』
新『なんで銀さんを…』
破月を睨みつける新八の頬を
汗がゆっくりと流れる
破『奴は俺達に必要な男、俺達の盾となり剣となる男だからだ』
新八の問いかけに
ため息を付きながら破月が答えた
新『…盾?剣?』
近『どういうことだ…』
破『そのままの意味さ。俺達が求めていた何もかもを具えている。これほどまでピッタリな男はいねェてわけ』
新八と近藤を見つめ
腕を組みながら頷くように笑った
新『銀さんは僕の…僕達大事な家族だ!!お前らなんかに…』
破『…並外れた戦闘能力』
新八の言葉を遮り破月は続ける
破『強き魂そして…もうひとつ。俺達にとって絶対に欠けてはいけないものがあるんだよ……てめェらには何か分かるか?』
近『もうひとつ…』
新『………』
絶対に
欠けてはいけないもの?
破『それは…闇よりも深い』
血を欲する憎悪の心
†
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