‐鎖‐

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近『血を欲する?万事屋が?』 新『どういうことですか…?』 破『おっと…これ以上は教えられないな。お前等銀時の仲間なんだろ?理由なんて知ってると思ってたんだけどね。案外仲間だと思ってるのはお前らだけだったりして』 新『違うッ!!僕達は…』 新八は破月を睨みつけ 両手で木刀を構えた 同時に近藤も刀に手をかける その時 【どかッ】 という鈍い音と共に 新八の背中を強い衝撃が襲った その衝撃で前のめりに倒れ 地面に顔面を強打する …一歩手前のところでぎりぎり手で防いだ 新『ぶッ!!ちょ、誰だ!!僕の数少ない見せ場を邪魔する奴はァァァ!!…ッて神楽ちゃん!!!』 そこには左腕を押さえ倒れる神楽がいた 新『神楽ちゃん!しっかりして!』 神『くッ…ただのかすり傷ネ!!新八そこを退くアル…あいつ見た目以上に危険ヨ…』 新『あいつって…』 如『あれ?チャイナちゃーん』 声がする方へと振り向けば 如『大丈夫?もう終わりってことはないよね』 クスクスと笑いながら 神楽を見つめる如月がいた その手に武器はない 神『うるさいネ!!』 そう言って神楽は傘を握り直し 如月のもとへと走りだした すかさず傘から弾を打ちだす その弾を軽々と避ける如月 神『逃げてんじゃねーヨ!!大人しくぶち抜かれるヨロシ』 如『そんなちんけな弾当るわけないじゃん。ばーかばーかくやしかったら追いついてみなー』 神『お前絶対しばくアルゥゥゥゥゥ!!!』 その様子はさながら 中学生の男女の休み時間を想像させるが そんな生ぬるいものではない そして 神『くそがきがァァァァ!!!』 地面を蹴り上げ高くジャンプし 如月に向かい渾身の力で 傘を振り下ろした †
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