4人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
あたしの身体は宙(ソラ)に
舞っているような気分になる
目の前に広がる赤い世界
――――――ドッ――――――
鈍い音をあげながらあたしの身体は
灰色のコンクリートに叩きつけられる
''痛い''の感覚すらない
目の前にいるあの子に精一杯
手を伸ばす
視界が揺らぐ
・・・揺らいでるせいだよ
だって…あの子とあたしは友達
『友達』・・・でしょ??
笑ってなんかないよ
あたしの頭がおかしいだけ
ほら・・・だって
あの子はあたしの手をとってくれたぢゃん
友達だもん
・・・・・・ネ??
あの子のコトバがあたしの中を廻る
『 サ ヨ ナ ラ 』
赤い世界に見えたキレイな笑顔
最初のコメントを投稿しよう!