序章

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やっとのことで辿り着くと、武装した大人が5人。一人の少女を殺そうと武器を構えていた。 その少女の顔には見覚えがあった。まだ10歳になったばかりのルー・ミランフィーレ王女だったのである だが、リレスは疑問に思うことが出てきた。 なぜ王女はこんなところに一人でいらっしゃるのだろう? だが、その疑問はすぐに解決することになる。 辺りを見渡すと、二人の騎士が血を流しながら倒れており 少女の手には、この辺りでしか採れない珍しい花が握られていたからだ。 「なるほど……護衛と一緒に王女が花を採りに来たところを、この襲撃者達に襲われたんだな」
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