水曜日 午前8時24分

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裏門までは比較的新しい住宅地が続いている。 私が小学校の低学年だった時分は、その場所のほとんどは水田で、よくカエルやトンボを採りに行ったものであったが、今は朝、学校へ向かって猛然とダッシュをかます私に都合よく、あぜ道からアスファルトの道路に変わっている。 思うに、世の中というものは結構都合よくできている。 その道を毎朝通るのが私の日課であるなら、その道を毎朝掃くのが日課のお爺さんもいる。 毎朝通るので、そのお爺さんとは顔馴染みになっていて、通る時にはペコリと頭をさげあう仲である。
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